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「こちらあみ子」第52回ロッテルダム国際映画祭 Bright Future部門に 正式出品!

大沢一菜が出演の映画「こちらあみ子」が第52回ロッテルダム国際映画祭 Bright Future部門に 正式出品されました。

本作にとって海外映画祭デビューとなるロッテルダム映画祭は、新しい才能を発掘する映画祭として知られ、毎年35万人以上の観客数を誇ります。アジア映画を多く上映することでも知られ、Bright Future部門は新人監督にフォーカスした部門になります。

第52回は、2023年1月25日〜2月5日まで開催されます。

 

■コメント

自分が出演した映画が海外に届くとは夢にも思っていませんでした。

森井監督、森井組の皆さん、おめでとうございます。

ロッテルダム映画祭がひらかれるオランダはゴッホの故郷であったり、ミッフィーの生まれた場所だと知りました。

オランダには行ったことが無いので、映画祭に行けたら嬉しいです。

オランダの人に観てもらって、「あみ子」がどんどん成長するのが楽しみです!!

よろしくお願いします!

大沢一菜

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あみ子は他の子供たちとはちょっと違う。

その風変わりな好奇心と果てしないエネルギーのせいで、学校ではのけ者にされ、家では騒動の元となってしまう。一見のどかな海辺の暮らしも大切な家族の喪失によって崩壊し、彼女の孤独感が強まるほどに、観るものはどんどんその世界に引き込まれてしまうかのようだ。

森井勇佑の監督デビュー作は、子どもの想像力に信頼と思いやりを持って物語を紡いでいる。悲しみと喜び、過酷なレッスンと純朴な楽しみのバランスを絶妙に保ちながら子供が成長するかのように。重要なことだが「こちらあみ子」は誰が物語の中心であるかを決して忘れない。日本の小さな町のちょっぴり皮肉なユーモアと繊細な人間関係やこの映画の希望に満ちた主題は、荻上直子や是枝裕和の作品を彷彿とさせる。やさしくて物憂げな雰囲気を新進気鋭のフォークスター、青葉市子の楽曲が更に味わい深くしている。

大沢一菜は天然とも言えるほどの絶妙さであみ子になりきっている。彼女の自然でさりげなくかつ生き生きとした存在は大切な重みを持ち、観るものを落胆させることは決してない。疲れた大人や非協力的なクラスメートに直面した時のあみ子の不屈の精神は、私たちに痛みを乗り越えさせるだけでなく、やんちゃで気まぐれだった頃を思い起こさせもする。魂に響くかのような音楽の反復旋律は、その鼓動を耳にするたびにこの映画を想起させるに違いない。

ロッテルダム映画祭プログラム・チーム

 

ロッテルダム国際映画祭公式HP
映画「こちらあみ子」公式HP